名札の件
開いてくださりありがとうございます🙇♂
まとめて画像を投稿して、通知ラッシュを巻き起こすのが申し訳ないので、またブログでの提出という形で失礼いたします
取り急ぎ名札を作成させていただきました🙇♂
各隊員それぞれ以前に書いたもので提出しようと思ったのですが、当時に書いたものは隊服を着ていなかったので、急ぎ証明写真っぽい構図に書き直させていただきました🙇♂
比較になるように、過去のものも置いていきますので
過去の方が良い場合は遠慮なくご連絡ください
修正いたします🙇♂
そして、提出させていただいている内、イザベル・真霊の2名は所属ではないので今回は外させていただきました
前置きが長くなり申し訳ありません🙇♂
まずは、カルラ 筋頭華愛良(すじがしら かあら)になります
過去のもの
次に荒神茂茂利(あらがみ もしり)
過去のもの
次に羆熊神奈(ひぐま かんな)
過去のもの
次に床羽出栞(とこはで しおり)
お姉ちゃんの方です
まとめて、妹の床羽出尚子(とこはで しょうこ)
も失礼します
過去の姉妹セットです
次に石動杏花(いするぎ きょうか)です
過去のもの
次に、刻島場蔵(こくじま ばくら)
過去のもの
最後に龍薔薇です
過去のものと結構変わってしまい申し訳ありません🙇♂
過去のもの
大変長文になってしまい、また他のことでも
重ね重ね申し訳ありません🙇♂
これにて、名札提出させていただきます🙇♂
カルラまとめ
カルラの画像について、まとめて送信してDMを荒らすのが申し訳ないのでこちらにまとめさせていただきました
お手数をおかけして本当に申し訳ありません🙇♂
DMの件を拝見させていただき、こんな感じかな?と
カルちゃんを撮ってみました🙇♂
イメージと違う!!!とあったら
遠慮なくお声がけください🙇♂
構えるポーズ 基本キン肉マンのネプチューンマンやドラゴンボールのブロリーを見ながらポージングをしています。
こーんな感じで肉!肉!筋肉!
動くと煙がすごい舞う!
でかい!重い!というイメージの構えで撮ってます
女の子に使う言葉ではありませんね💦
ごめんね、カルちゃん
お膝が筋肉にで曲がらないので(さすカルちゃん)
ポージングとしては、フラフラや地面に横たわるで
撮影させていただきました🙇♂
インファイターなので、たくさん攻撃は受けますね
攻撃をたくさん受けるので、よく横たわったり
倒れたりフラフラしますね
自慢の筋肉もりもりの腕をぷらーん ぷらーんも
お気に入りのポーズです
腕の攻撃がメインなのでダメージを伝えたいときは
カルちゃん自慢の腕をいじめてます
私は、カルちゃんのこと女の子とも考えてますが
それ以上に
頼りになるパワーファイターとして考えています*1
人間状態が映るならこんな感じのイメージです
筋肉はたくはんあるけど
だけど涙が出ちゃう 女の子だもん!
大急ぎで撮って書いたので雑なところ申し訳ありません!
もう謝ることしかありません🙇♂
本当に申し訳ありません🙇♂
違う 違う そうじゃない
というポーズでしたら喜んで作成し直すので
ご連絡くださいね🙇♂
*1:笑
家出娘カルラちゃん
ねぇ ヴォルトス覚えてる?
ー惑星U40 数十年前ー
???『はぁ...つまんないなぁ...』
退屈そうに、ベッドから少女が外を見ていた
彼女の名前はカルラ
U40に暮らす 病弱な女の子だ
カルラは少しの運動や重いものを持ち上げようとすると
咳が止まらなくなって、動けなくなってしまう
だから、学校やトレーニングには行かずに
生まれてからずっと家で療養生活を送っている
カルラ『あっ、そろそろかな?』
だが、彼女にはこの退屈な生活に彩りを加えてくれる楽しみが彼女にはあった
???『カルラ!戯れに参ったぞ!!』
少年が窓からひょっこり顔を出してきた
カルラ『ヴォルトス〜♡』
愛しそうな声で、カルラが少年の名前を呼んだ
彼の名前はヴォルトス
U40出身ではない、別の惑星出身の捨て子の男の子
ヴォルトス『今日はどがんするでござる?折り紙かる将棋か?花札か?』
カルラ『おままごと〜!ヴォルトスが旦那さんで私が奥さんね〜』
ヴォルトス『またおままごとにてござるか!?しかも、その配役でござるか!?3ヶ月連続にござるよ!?』
カルラ『嫌なのぉ...』
ジワァ...カルラが今にも泣き出しそうな顔をした
ヴォルトス『わ、わかったでござる!だからそんなに悲しそうな顔をするな!』
カルラ『わーい!じゃあ、アナタ♡席についてね〜』
カルラ『(ずっとベットで寝てるのはつまらないけど、ヴォルトスが遊びに来てくれるから私は幸せ...)』
病弱なカルラのために、ヴォルトスは毎日トレーニングの後に遊びに来ていた
カルラ『ねぇ、ヴォルトストレーニングなんて辞めて私とずっと一緒にいようよ〜』
ヴォルトス『それはできない!捨て子の拙者は、強くならなければならいからな!それが別の惑星出身の拙者を拾い育ててくれたU40に報いることにござる!』
カルラ『ちぇ...』
ヴォルトス『それに、強くなればカルラを守れる男になれるのでござる!』
カルラ『ヴォルトス〜♡守って〜守って〜』
そんなやりとりをしてると、別の部屋から声が聞こえた
???『おーい、カルちゃんご飯できたわよ〜
ヴォル君もいるんでしょ〜一緒に食べましょ〜?』
カルラ『あっ、ママー!行こうヴォルトスー!』
ヴォルトス『うむ』
カルママ『はーい、じゃあいただきますしましょう〜』
3人『いただきます!』
カルママ『ヴォル君、毎日カルちゃんと遊んでくれてありがとうね〜』
ヴォルトス『いえいえ!旦那様には、生前とっても良くしていただきました!その旦那様にカルラのことを頼まれてるので当然にござる!』
ヴォルトスが鼻息荒く宣言した
カルママ『あらあら〜ありがとう〜』
ヴォルトス『(〃∇〃)』
ヴォルトスがメチャクチャ嬉しそうに照れた
それもそのはず、カルママはヴォルトスの初恋の相手だ
それを隣で聞いていたカルラが面白くなさそうにしている
例え、恩返しでも
自分のことをずっと気にかけてくれて、一緒にいてくれる
そんなヴォルトスをカルラが好きになるのは一瞬だった
カルラは、ずっとこんな日常が続くことを祈っていた
ー数日後ー
ヴォルトス『カルラ〜戯れにまいったぞ〜』
ヴォルトスが家に入ると
すごい悪臭が家の中からした
カルラ『ヴォルトス〜♡待ってたよ〜
今日はお料理を作ったから食べてね〜』
ヴォルトス『料理...?』
カルラ『うん!』
それは、料理と呼ぶにはまっ黒焦げで
あまりにも歪な形をしていた
だが 引くわけには行かない
旦那様に受けた恩を
そしてカルラの顔をを曇らせないためにも
いざ
ヴォルトス『いただきます!』
すべてを完食後ヴォルトスが三日三晩寝込んだのは
また別のお話
ー数日後ー
カルラ『ヴォルトスまだかな〜♪』
コンコンッ
カルラ『あっ、ヴォルト...な〜んだ
なーちゃんか』
なーちゃん『なんだはなくない?』
カルラ『なーちゃん、なんの用事〜?』
なーちゃん『ヴォル君、今日来れないって』
カルラ『(絶句)』
なーちゃん『世界の終わりのような顔をしないでよ
じゃあ、伝えたからね〜』
カルラ『じゃあ、なーちゃん遊んでよ〜』
なーちゃん『あのねぇ、カルラこんなこと言いたくないけどヴォル君や私みたいなU40出身じゃないのとつるんでると白い目で見られるかもよ?』
カルラ『関係ないよ〜それにU40のみんなはそんなに小心狭くないよ〜』
なーちゃん『はぁ...仕方ないなぁ
僕、地球留学のための勉強したいから少しだけね』
カルラ『やったー!』
なーちゃん『じゃあ、おままごとかな?私が旦那さんやるよ』
カルラ『あっ、遠慮します
私の旦那様はヴォルトスなので』
なーちゃん『うわっ...あつっ』
ー数日後ー
今日は、カルラはトレーニング中のヴォルトスを見たくて家を抜け出して来ていた
カルラ『はぁ...はぁ...ヴォルトス〜
待っててね〜』
だが、数十歩歩いただけで
息切れを起こしていた
そして、今にも倒れる寸前に
パスッ
倒れそうなカルラをヴォルトスが抱きとめた
カルラ『あっ、ヴォルトス〜』
ヴォルトス『馬鹿!自分の体を考えろ!
なんで外に出てる!!』
すごい剣幕でカルラが怒られた
カルラ『だって、会いたかったんだもん〜!!』
ヴォルトス『はぁ...わかった
じゃあ、寂しくないように一緒に写真でも撮らないか?』
カルラ『写真〜?撮る!!撮る!!!』
カルラ『ヴォルトス...私宝物するね〜!』
ー数日後ー
カルラ『ねぇ、ヴォルトスお出かけしない?』
ヴォルトス『カルラ..!』
すごい形相でヴォルトスが睨みつけてきた
カルラ『違う!違う!すぐ近くだし、今日はヴォルトスも一緒だから、すごい綺麗な宮殿を本で見かけたの
ヴォルトスと一緒に見たいなって思って!』
ヴォルトス『む〜ん?まぁ、この距離なら』
ヴォルトス『じゃあ、拙者がおぶっていくから
捕まれ』
カルラ『はーい♡』
ー大宮殿ー
ヴォルトス『ふむ...確かに見事だな』
カルラ『でしょ〜』
二人が景色に見とれていると
謎の声が聞こえてきた
ーヒカリノセンシノチカラヲモツモノヨー
ヴォルトス『むっ!?』
カルラ『なにこれ!?』
ーナゼココニタチイッター
謎の声の球体が現れ
二人に問いかけてきた
ヴォルトス『...なにか神聖な場所だったようだな』
カルラ『ヴォルトス〜...どうしよう』
ヴォルトス『任せるにござる』
ヴォルトス『すまぬ、拙者たちは観光に来ただけで、ここを荒らすつもりはござらん』
ーソウカ ナラバタチサ...ー
ーマテ ナゼオマエハ ソンナニヒカリノセンシノチカラヲヤドシテイルー
ヴォルトス『...?』
カルラ『...?』
ーイミガワカラヌカ ダガオマエノチカラハウチュウノキョウイニナル ココデハラワセテモラウゾー
球体が二人に向けて突っ込んできた
ヴォルトス『カルラ!!』
ヴォルトスが咄嗟に背負っていたカルラを放り投げた
と同時に球体がヴォルトスに直撃した
ヴォルトス『ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
カルラ『ヴォルトス!?』
一瞬だった 一瞬の閃光に
カルラがまぶたを思わず閉じた瞬間に
ヴォルトスと謎の球体はその姿を消していた
カルラ『ヴォルトス...?ヴォルトスどこに行ったの!?ヴォルトスー!!』
カルラが大人たちに発見されたのは
それから少し後だった
ー次の日ー
カルラはすべての事情を母親に話していた
カルラ『ママ!ヴォルトスはどこに行ったの!?』
カルママ『...大変なことになったわね』
カルママ『落ち着いて聞いてね、カルラ
ヴォルトスを連れ去ったのはきっと
この星に宿る意志よ』
カルラ『なんでこの星の意志がヴォルトスを...?』
カルママ『それは分からない...でも、一つだけ言えるのは私達U40出身者達は、この星の意思から追放されたヴォルトスを探しに行くことはできない...』
カルラ『そんな...』
カルママ『分かって、カルラ
U40の戦士がU40の意思に逆らうわけには行かないのよ』
カルママ『それに、今は宇宙警備隊に捜索依頼を出したからきっとすぐ見つかるわよ』
カルママ『見つかったら、また一緒に3人でご飯食べましょう』
カルラ『うん...』
ーだが 数日 数ヶ月 半年いくら経ってもヴォルトスは見つからなかったー
そしてカルラは1つの決心をした
カルラ『私がヴォルトスを探しに行く!』
なーちゃん『はぁ!?』
カルラ『私がここを家出して、ヴォルトスを探しに行くのよ!それて解決なはず!』
なーちゃん『あのねぇ...カルラあんたじゃ』
カルラ『分かってる...だから強くなる』
カルラ『U40の意思に逆らえる力を
今度はヴォルトスを助けられる力を
私が身につけるのよ!』
なーちゃん『そんなの誰も手伝ってくれないわよ...それに私だって今日...』
カルラ『うん、今日はなーちゃんの地球留学の日
だからなーちゃんにだけは言っておいたの
もし地球でヴォルトスを見つけたら教えてね』
なーちゃん『はぁ...呆れた
そんなに好きなの?』
カルラ『うん!大好き!』
なーちゃん『分かったよ、でも期待しないでね?』
カルラ『うん!ありがとうなーちゃん!』
カルラが走って去っていった
あの病弱なカルラが
きっと走れるようになるまで
地獄のような鍛錬を積んだんだろう
なーちゃん『僕も、いつか恋をしたらあんなに一生懸命になれるのかな?』
なーちゃんが笑って過ぎ去るカルラの背中を見つめていた
ー秘密の訓練場ー
カルラ『よ〜し、今日もやるぞ〜!』
独学でカルラはヴォルトスがいなくなった日から
トレーニングを始めた
それは、辛く厳しいものだった
汗と涙は数え切えないほど流し
血を吐くのも日常だった
だが、カルラは諦めずに
ただ、ヴォルトスに再開したいその思いで辛い思いを
恋に変えて頑張り続けてた
そして数十年の月日が流れた
ー数十年後ー
カルラ『よーし!準備OK!』
カルラ『ママ...ごめんね!』
カルラ『輝け!栄光の星よ!』
カルラの掛け声と共に髪飾りが発光しカルラの姿が
大柄の巨人へと変った
それと同時にU40に緊急警報がこだまする
カルラ『みんなー!お世話になりましたー!!私はヴォルトスを探すたびに出ますー!』
大きな声でカルラがU40に別れを告げた
もうそこには病弱な少女はいなかった
カルママ『カルラー!気をつけて!この付近にはあの怪...』
母の声はカルラには聞こえず、あっという間に
カルラは宇宙へ旅立った
ここにU40の家出娘が誕生である
ー宇宙ー
カルラ『あれ?月?』
月と間違えるくらい、大きな惑星が早速
カルラの前に立ちふさがる
カルラ『邪魔だなぁ...』
ビッ!
そうカルラが呟くと、惑星が攻撃してきた
カルラ『へ!?』
惑星の攻撃はカルラへ直撃し
惑星は正体を表した
惑星『ギャッギャッギャッ』
が...
カルラ『惑星擬態怪獣ギュライン...U40でも
そういえば有名だったわね、月と同じサイズの怪獣がいるって』
ギュライン『ギャッ!?』
カルラがノーダメージなことに
ギュラインは驚きを隠せない
カルラ『うん!少し不安だったけど全然平気!
これなら十二分ね!』
ギュライン『ギャッー!!』
ギュラインが月ほどある体をカルラへむけて突撃してきた
カルラ『イクスパッションズフィスト...』
ドーン!!!!!
ドーン!!!!!!!!
とものすごい音が宇宙へこだました
それもそのはずただのパンチ一つで、ギュラインの月ほどある体を粉微塵に粉砕したのである
カルラ『待っててね♪ヴォルトスー♡』
初恋の相手に再開したいがために
必死に彼女は努力を続けた
しかし...
これは...
強くなりすぎたのではないのか?
かくして U40の家出娘の旅が始まったのである
UFG〜ULTRA FIGHT GALAXY〜
ウルトラマン 怪獣
絶対的な力を持つ 彼らに人々は憧れた
彼らの力を一部を体感したいと思った人間たちは
『カード』という手段を使い
彼らの力の一部を体感した
そして、リアルなカードを同士を
ぶつけ合い戦わせる
『ULTRA FIGHT GALAXY』戦い
略してUFGは世界中に大ブームを巻き起こした
そして、ここでも...
ーカードショップ 札子ー
小さなカードショップで、UFGのパックを開封しようとする少年
???『ゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイゼノンコイ』
少年がパックを開封すると
???『来いっ!ゼノーン!!!』
中から出てきたのは
???『あ〜!ボーイメダルかぁ〜好きなんだけどよぉ〜、もう持ってるぅ〜』
少年が肩を落としていると、カウンターから声がした
???『声栄、ゼノンは最高レアリティのカードで
しかもマックス弾限定よ、そんな簡単に当たるわけないじゃない』
パックを開封していた少年の名前は是野声栄(ぜの ころん)UFGが大好きな少年だ
彼は、毎日お小遣いをもらえる日には決まって
ゼノンのカードを求めてカードショップ札子に足を運んでパックを開封していた
声栄『でも、札子さ〜...』
???『は?』
ドスの利いた声で、彼女が威圧してきた
声栄『ヤベッ!鞠さん!鞠さん!』
カウンターにいる店員
彼女の名前は鞠札子(まり ふだこ)
カードショップ札子の店長の娘で
自分の名前が大嫌いなので
両親以外には名字で呼ばせている
鞠『まぁ、いいわ
君は家の売上に貢献してくれる
常連さんだからね』
声栄『ふ〜...そうだ、鞠さん
良かったら俺とUFGで...』
声栄が言い終わる前に店の入口からバーン!!と大きな音がした
???『エクセレント!!声栄君、君ごときが鞠さんをUFGに誘おうなんて甘い!』
二人が入口の方に視線を向けると
ものすごい派手な格好をした男が立っていた
ヒュドウ『鞠さんにふさわしいのは、このエクセレントな私ヒュドウ・ラアムだっ!』
声栄『なんだ、高橋か』
鞠『二郎いらっしゃい』
こなれた対応で二人がヒュドウをいなす
ヒュドウ『エクセレントじゃねぇなぁ!私の名前はヒュドウ・ラアム!』
続けて冷めた声で、鞠が言い放つ
鞠『いや、あんた同じクラスじゃない
出席簿に書いてあるわよ、高橋二郎って、』
ヒュドウ『そ、それより!』
ヒュドウが強引に話題を変えた
ヒュドウ『声栄君!年下の君が鞠さんをUFGに誘おうなんてエクセレントじゃないなっ!』
声栄『なんだとぉ!』
顔を真っ赤にして声栄が声をはりあげた
その横から
鞠『ホカノオキャクサマノゴメイワクニナルノデ、オオキナコエハゴエンリョクダサイ』
冷めた声で鞠が言い放った
続けてヒュドウと声栄が声を揃えて
二人『俺たちしかいないじゃないですか!』
鞠『やめて、悲しくなるわ....なんで変な客しかいないのよ...』
ヒュドウ『鞠さんを悲しませる君には、UFGに誘う資格はないっ!』
声栄『なんだとぉ!!』
もう一度、顔を真っ赤にして声栄が叫んだ
鞠『煽り耐性0か、あと悲しんだのは高橋あんたの発言でもあるわよ!』
鞠の話を聞かずにヒュドウは胸ポケットからチケットをとりだした
ヒュドウ『どうでしょう鞠さん、こんなガキよりも
この後、私と映画ー元闇の巨人の僕が、死ぬほど元カノに愛されているのだが、異世界転生したら元カノそっくりな女がいた件ーを一緒に見に行きませんか?』
鞠『あらいいわね、ちょうど見たかった映画よ』
ヒュドウ『えぇ、映画の後は月が見える素敵なカードショップでどうでしょう、一緒にUFGでも?』
二人の会話に横から、声栄が入ってきた
声栄『おい、ふざけんじゃねぇ!!そんなデート行かせねぇぞ!』
ヒュドウ『ええい、声栄君邪魔をするなっ!
人の恋路を邪魔する奴はウルトラアリマ記念で馬に蹴られて死んじまえ!と言うだろう!』
鞠『言わないわよ、なんでアリマ記念限定なのよ!』
声栄『高橋!俺とUFGで勝負だっ!俺が勝ったら
そのチケットは俺が貰うっ!』
鞠『いや、なんでよっ!普通に映画みたいんだけどぉ〜!しかも、高橋にメリット0の戦いじゃない(笑)』
ヒュドウ『いいだろうっ!その勝負受けた!』
鞠『受けちゃったよ!あんたこれ普通に窃盗じゃないの!?』
二人は鞠の話は聞かずにUFGの準備を進める
すると店の外から、ゾロゾロと騒がしい店内に興味をもった人々が近寄ってきた
鞠の目がキラーンと光った
鞠『チャーンス』
鞠は、メガホンをとり
店の外で宣伝を始めた
鞠『これより、店内でUFGバトルを開催いたしますー!
もし、良かったら見学していってください!』
ザワザワザワザワ
モブA『おい、UFGバトルだってよ』
モブB『行ってみるか!』
ゾロゾロとカードショップ 札子に人が入っていった
しかし、外にはUFGを知らない人もいる
すると鞠が続けて広報を始めた
鞠『UFGとは、正式名称ULTRA FIGHT GALAXY!
ウルトラマンや怪獣のカードを使って戦うゲームです!』
モブC『へぇ〜』
鞠『ルールは、簡単!相手の5枚のバリアを壊して
先に相手に直接攻撃した方の勝利です!』
鞠『毎ターン、エネルギーをチャージしてカードを戦わせるエキサイトなバトル!UFGぜひご覧下さーい!』
鞠がUFGのルールが詳しく記載された、チラシを配りながら宣伝をしていると
モブD『私みたい!』
モブE『俺もー!』
鞠『ご来店ありがとうございますー!』
一方お店では、二人がUFGの準備を整えた
いよいよ声栄とヒュドウのバトルが始まる
二人『バトル!!』
ヒュドウ『先行は譲ろう』
ー1ターン目ー
声栄『ありがとよっ!俺のターンドロー!』
声栄の初期手持ち手札に、6枚目のカードが加わった
声栄『よし、俺はまずエネルギーエリアにガイアをチャージして』
声栄『俺は、エネルギー1で召喚できるボーイを召喚するぜっ!』
モブE『おぉ!ウルころぉ!!』
声栄『UFGでは、1ターン目はバトルできない
俺はターンを終了するぜ!』
ヒュドウ『では、私のターンドロー!』
ヒュドウ『私は、ヒュドラの石像をエネルギーにチャージして』
モブF『その名前で、ヒュドラ・ヒュドラムを使わないわけないと信じてたー!』
ヒュドウ『エクセレント!その通り、私のデッキは華麗なる策士デッキ!ヒュドラムを召喚します!』
ヒュドウ『ターンを譲りましょう』
ー2ターン目ー
声栄『俺のターン!ドロー!』
声栄『俺はダイナをチャージして』
声栄『ガイアを2エネルギーで召喚するぜ!』
声栄『行くぜ!!俺はガイアでヒュドラムにアタックだ!!』
ヒュドウ『させるかぁ!私は手札からソラメダルを発動させる!』
声栄『な、なにぃ!?』
ヒュドラ『ソラメダルの効果で、この攻撃は無効さ!
効果を使い終わったメダルは、銀十字軍へ送ろう』
声栄『くそぅ...ボーイの攻撃じゃ、ヒュドラムと相打ちになってしまうから、ターンを終わるぜ』
鞠『テンション高いわねぇ...』
ヒュドウ『私のターン!ドロー!』
ヒュドウ『私はこのターン、ソラメダルをチャージして』
ヒュドウ『SRカード!ヒュドラを召喚しよう!』
声栄『SRカードかやっかいだな...』
ヒュドウ『さぁ、華麗なる策をお見せしよう!』
ヒュドウ『ヒュドラでガイアに攻撃だ!』
声栄『ミスったな!ガイアはB50、お前のヒュドラはA50相打ちだ!』
ヒュドウ『ふっ...エクセレント!私はヒュドラムの効果を発動する!』
声栄『それがどうしたぁ!』
ヒュドウ『ヒュドラムの効果でガイアのBは-30される!』
声栄『なに...!?』
ヒュドウ『ガイア撃破だ..!銀十字軍エリアに送るんだな』
声栄『くっ...ガイアありがとう』
ヒュドウ『更にヒュドラムで、ボーイに攻撃だ!』
声栄『くっ!バリアで受けて、破壊されたカードを手札に加えるぜ!』
ヒュドウ『ボーイを庇ったか、まぁいいこれでターンはエンドとしましょう』
ー3ターン目ー
声栄『俺のターン!ドロー!』
声栄『ボーイメダルをチャージして、ダイナを召喚するぜ!』
声栄『ダイナでヒュドラムに攻撃!』
[
ヒュドウ『...エクセレントじゃねぇなぁ!』
声栄『へっ!ざまあみやがれ!俺のターンを終了するぜ!』
ヒュドウ『私のターン...ドロー!』
ヒュドウ『ヒュドラムをチャージして、ヒュドラムを召喚する』
ヒュドウ『更に、私は手札から無限の時間 ヒュドラを発動させる』
ヒュドウ『ヒュドラの効果で、私はヒュドラムからコピーヒュドラムを召喚する』
ヒュドウ『コピーヒュドラムの効果で、ヒュドラムのAを50にしてダイナに攻撃!』
声栄『ダイナ...!くっ、ヒュドラムが止まらない...』
ヒュドウ『更に、ヒュドラでボーイに攻撃!』
声栄『くっ!シールドで受ける!』
ヒュドウ『ふふ...エクセレントなターンでした、ターンをお譲りしましょう』
ー4ターン目ー
声栄『俺のターンドロー!』
声栄『ティガをチャージして、リブットを召喚するぜ!』
声栄『なんとしてもここで、ヒュドラムを...!リブットでヒュドラムにアタックだ!』
ヒュドウ『シールドで受けよう』
ヒュドウ『ほら、コピーヒュドラムならボーイで倒せるだろう?攻撃したまえ』
ニヤニヤと笑いながらヒュドウが挑発する
鞠『失敗したわね、声栄
あんたボーイを大事にしてるのが見え見えよ...』
その光景にギャラリーもざわつく
モブG『流石になぁ、悪いプレイだよなぁ』
モブH『コンボを決める方とできない方の差がすごいよな』
ヒュドウ『攻撃しないのかい?』
楽しそうにヒュドウが問いかける
声栄『ターンエンドだ...』
ヒュドウ『ふっ...私のターンドロー!』
ヒュドウ『私はソラメダルをチャージして』
ヒュドウ『エクセレント!』
ヒュドウ『私は華麗なる策ヒュドラムを召喚する!』
ヒュドウ『ヒュドラムの効果!永遠の罠で銀十字軍にある無限の時間ヒュドラを永久発動する!』
ヒュドウ『これで、私はコピーヒュドラムを毎ターン1枚召喚できるが...』
ヒュドウ『更に手札から、同カードを発動!』
ヒュドウ『ふ〜、もうフィールドに置けないから
となりの机にコピーヒュドラムは置かせてもらおう』
声栄『くっ...』
ヒュドウ『まだまだ行きますよ、ヒュドラの効果で手札をを相手と同じ数になるようにドロー!私は3枚、声栄君は7枚なので、4枚ドローさせていただきますよ』
ヒュドウ『そしてヒュドラムの効果で、私は5枚手札を捨てるので、声栄君も5枚捨ててもらいましょう』
声栄『俺のコンボが...!』
鞠『終わったわね...』
ヒュドウ『さて、行きましょう
ヒュドラムでリブットに攻撃!』
声栄『まだだ!これ以上好きにさせるか!リブットの効果発動、自陣に自身よりも戦闘力が低いカードあった場合Bを+30する!』
声栄『そして、リブットより戦闘力が低い、ボーイが俺の陣地にいる!』
声栄『自滅しろ!』
ヒュドウ『残念...コピーヒュドラム×3の効果で、ヒュドラムのAは+30して100です』
声栄『それでも、リブットのBは超えられないっ!』
ヒュドウ『ふっ...では、もう1枚のヒュドラムの効果を発動』
ヒュドウ『ヒュドラムタクティクス!相手のBを−30しましょう』
声栄『馬鹿な...』
ヒュドウ『エクセレント!』
ヒュドウ『さて、コピーヒュドラム3枚は攻撃しても無駄なので、もう一枚のヒュドラム、そしてヒュドラでボーイに攻撃させてさせていただきましょうか』
ヒュドウ『どうせ庇うのでしょう?』
声栄『バリアで受ける...!』
ヒュドウ『ふっ...私のターンを終了しましょう』
ー5ターン目ー
声栄『俺のターン...ドロー...!』
すでに勝負を諦めかけていた
声栄が投げやりにドローしたカードを見る
声栄『こ、このカードは...!』
ヒュドウ『見苦しい、勝ち目がないんだから早くターンを終わらせたまえ』
声栄『(ある...俺にも1つだけ必勝の策が、そのためには...)』
声栄『俺はガイアをチャージして』
声栄『Zアルファエッジを召喚する!!』
ヒュドウ『なにっ...!?』
モブI『おぉ!レア効果のカードじゃないか!』
声栄『俺は、Zで100年の時間ヒュドラムに攻撃する!』
ヒュドウ『くっ...このパワーの差はコピーがあっても...』
声栄『まだだ!Zの効果2連戦を発動!
ZのAを+20して、ヒュドラにアタック!』
ヒュドウ『貴様ぁ!エクセレントじゃねぇなぁ...!』
奇跡の逆転の予兆に
観客も大いに騒ぎだす
モブK『でも、まだヒュドラムにコピーヒュドラムも残ってるぞ!』
モブL『この勝負どうなるんだ!』
鞠『可能性を一筋だけ残したわね...!』
声栄『俺は、これでターンを終了するぜ!』
ヒュドウ『...』
声栄『おい?ターン終了したぞ?』
ヒュドウ『本気でエクセレントじゃねぇなぁ!!
ぶっつぶしてやる!!!私のターン!ドロー!!!!』
急なヒュドウの激情に声栄が驚く
声栄『うぉ!?』
ヒュドウ『チャージはパスして!』
ヒュドウ『ふー...これで終わりですよ』
策が完成する瞬間、ヒュドウは冷静さを取り戻した
鞠『急に冷めるじゃん...まぁ、でもあのカードを出すなら余裕が出るわね』
ヒュドウ『100年の時間ヒュドラムを
ガッツスパークレンス!ベリアルハイパキー!で特殊召喚!』
ヒュドウ『私の最凶の策をお見せしましょう...!出てきてください!特殊召喚カード!ベリアヒュドラム!』
声栄『ベリアルの力を宿したヒュドラム...!?』
闇と闇を合わせた深淵の巨人の登場に熱気は最高潮!
モブM『すげー!』
鞠『切り札出してきたわね...』
ヒュドウ『そして、手札から無限の時間ヒュドラムを発動し、先程のの永続効果も発動してコピーヒュドラムを2体召喚!』
声栄『なんてコンボだ...!』
ヒュドウ『さぁ、行こうか
ベリアヒュドラムでリブットに攻撃!』
ヒュドウ『更にベリアヒュドラムの効果!
エクセレントデスシウム!
相手の指定する戦闘カードのABを毎ターンに一度50減らせる!』
声栄『まだ続くのか!?』
ヒュドウ『指定はZ!更にベリアヒュドラムには、コピーヒュドラムの効果で+50の効果を付与する!』
声栄『ZのBは10に対してベリアヒュドラムはA140...!?』
ヒュドウ『エクセレント!』
声栄『ぐぅ... !』
ヒュドウ『まだ続くぞ!ヒュドラムで、ボーイにアタック!』
声栄『最後のバリアで受ける!』
ヒュドウ『やれやれ、最後までボーイを庇うとはね
次の私のターンでボーイも声栄君も仲良く倒してあげよう、ターンエンドだ』
声栄『もう、お前のターンは回ってこない!』
ヒュドウ『強がりを』
ヒュドウは、鼻で笑い
ギャラリーにも爆笑の渦が走った
鞠以外には
鞠『バリア4枚、戦闘カード6枚に、バリア0枚、戦闘カード1か、あのコンボが炸裂すれば逆転可能ね』
声栄『俺のターン!ドロー!』
声栄『俺も、もうチャージはいらねぇ!
ウルトラマンZガンマフューチャーを召喚するぜ!』
ヒュドウ『ほぉ...しかしAもBもベリアヒュドラムには敵わないさ』
声栄『まずは、これだ!Zの効果ガンマイリュージョン!』
声栄『俺は、デッキからティガ・ダイナ・ガイアを召喚するぜ!』
声栄『3枚のカードを同時召喚した効果で、デッキから変身シーンアイテムカード!UFGツインを手札に加えるぜ!』
しかし、変身シーンアイテムカードUFGツインは変身シーンサポートカードがなければ、意味をなさない
それを知っている者たちからやじが飛ぶ
モブN『意味ねじゃーん!』
モブO『バカー!』
しかし、このコンボの意味を理解した
ヒュドウは静かに戦慄していた
ヒュドウ『このためか...!』
そう、声栄はこのコンボを成立させるために
ボーイを守り続けていたのだ
声栄『ボーイの効果!憧れの戦士たちの力で、俺はデッキから』
声栄『ノアメダル!ゼノンメダル!ボーイメダルを手札に加え、UFGツインに装填!』
ーノアー
ーゼノンー
ーボーイー
声栄『これが、俺の切り札!ウルトラマンUFG ゼノボーア!!!』
声栄『まだまだぁ!ゼノンの効果でマックスギャラクシーをデッキから召喚するぜ!』
声栄『更に、UFGの効果でマックスギャラクシーに自動追尾ゼノボーアシステムを付与して、3枚に増やしてゼノボーアに装備させるぜ!』
声栄『これで、召喚は完了だ!』
ヒュドウ『馬鹿な...1ターンに10枚召喚だと...!?』
ザワザワザワザワと会場が最もざわつく
そのざわつきを無視して、声栄が意気揚々に叫ぶ
声栄『勝負だ!』
声栄『まずは、お前の切り札を砕く!UFGでベリアヒュドラムにアタック!』
ヒュドウ『無駄だ!B130の壁は超えられない!』
声栄『それは、どうかな?ゼノンさん!貴方からの贈り物無駄にはしませんっ!』
声栄『自動追尾ゼノボーアシステムで、UFGのパワーを+90!更にボーイメダルで+10!』
ヒュドウ『A190...!?馬鹿なぁ!!』
声栄『終わりだ!ベリアヒュドラム!』
ヒュドウ『ベリアヒュドラムが負けた...!?』
鞠『お見事』
モブP『うぉーーー!!!』
モブQ『すごすぎる!!』
声栄『まだ行くぜ!Zでヒュドラ厶に攻撃!』
ヒュドウ『ミスったな!これでZは相打ちだ!TDGは消えるぞ!』
声栄『ここで、母メダルを発動!Zが消えても、TDGは1ターン消えない!』
ヒュドウ『俺がこんなやつの策に翻弄されてる...?』
声栄『ティガ、ボーイ、そしてUFGの効果で、自動追尾ゼノボーアシステムでゼノボーアギャラクシーを独立して動かしてコピーヒュドラムに攻撃!』
声栄『5体まとめて撃破!』
ヒュドウ『俺の場が0に...!?』
声栄『ダイナ、ガイアで直接攻撃するぜ!』
ヒュドウ『ぐぁぁぁぁ!!だが、だがぁ!耐えきったぞ!この俺の次のターンで』
ヒュドウが、言い切る前に声栄の声が遮った
声栄『俺のターンは終わらない!ノアメダルの効果で、俺はターンをもう一度展開する!』
声栄『もう一度俺のターン!ドロー!』
声栄『効果切れで、TDGは消えるが
お前を倒すには十分!』
声栄『これで決めるぜ!自動追尾!トライデントアタックでシールドを2枚破壊して、更に直接攻撃!』
ヒュドウ『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
ヒュドウの叫びと共に、鞠が大きな声で叫んだ
鞠『決着ー!ヒュドウLOSE!声栄WINNER!』
鞠の発言に店が震える
モブ達『うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
モブR『俺!UFGのパック買う!』
モブS『私も!』
モブT『自分もー!』
カウンターに、どんどん人の波がなだれる
その一方で
ヒュドウ『負けたよ...声栄君
まさかこんな策があるとは、ほらチケットだ
行くといい』
声栄『ありがとう!早速!
鞠さーん!俺と映画デートにいきま...』
ワイワイガヤガヤとした店内で声栄が大きな声で呼びかけると
鞠『うるさいっ!!!今忙しいの!お客がいないならサボるけど、今は無理!それより、暇ならあんた達も手伝いなさい!』
二人『え?』
二人が驚いた顔をした
一人の女性を巡って、戦った二人の戦士は
その白熱の戦いで、戦いの意味を自分たちの戦いでなくしてしまったのだ...!
ヒュドウ『ふっ...これも惚れた弱みだな』
声栄『仕方ないかぁ...!はーい!鞠さーん!今、行きますよー!』
二人は鞠の元へ向かった
ULTRA FIGHT GALAXY
略してUFG
それは、誰もがウルトラマンや怪獣の力の一部を体験できる
魅力のゲーム
あなたも良かったら、UFGの世界を体験してみませんか?
UFG〜ULTRA FIGHT GALAXY〜 完
『Gaia Metal』
ー定食屋ー
小さな定食屋で、男がスマホでとあるニュースを見ていた
アナウンサー『昨日怪人による、殺人事件が発生しましたが仮面の戦士、仮面ライダーの手により無事怪人は退治され、事件は解決しま...』
ブチッ
そこまで聞いたところで、スマホの電源が落とされた
ニュースを見ていた男『ちょっと!丹甜ちゃん!まだと途中なのになんで消すのさ!』
スマホを消したのは、この小さな定食屋で働く
土壌丹甜(どじょう にてん)という仏頂面の小さな女性だった
丹甜『ここは、ご飯を食べる場所です常連さん。食べないなら帰ってください』
ニュースを見ていた男『もぉ〜!愛想悪いなぁ、その可愛い顔と美味しいカレーが出てこなかったらレビュー☆1にしてるよ〜!』
丹甜『それは、どうも。さぁ、早く食べてください』
丹甜『(全く...仮面ライダーや怪人をこんなに大きくニュースにして何が楽しいんだか)』
『Gaia Metal』
ニュースを見ていた男『丹甜ちゃん〜!美味しかったよ〜また来るね〜!』
丹甜『それは、どうも』
ガラガラと男が店を出ると奥からまた別の男が現れた
男の名は緑川才蔵この定食屋の店長だ
才蔵『丹甜ちゃん、ちょっと買い出し行って来てくれない?』
丹甜『分かりました、行ってきます』
才蔵『ハハッ、少しはめんどくさがってもいいよ
今は、仮面ライダーや怪人のおかげで世間が大騒ぎで家の店もガラガラだし』
丹甜『別に、僕には関係ありませんよ
行ってきます』
ガラガラと丹甜が定食屋を出ていった
才蔵『ふー...もうすぐ丹甜ちゃんと出会って、このお店に来てもらってから半年かぁ』
才蔵『どれだけ、時が経っても世間は良くならないなぁ』
ー買い出し帰り道ー
丹甜『これで、頼まれてたものは全部』
丹甜が買い物を終えて、帰ろうとすると
女性の悲鳴が聞こえた
女性『キャァァァァァァァァァ!!家の子がぁ!』
怪人『グォグォグォ!こいつの命が惜しくば手を出すなよぉ!ライダー!』
仮面ライダー『くぅ...!卑怯な!』
悲鳴の方角からは、人質に取られた子どもにその母親、そして退治する怪人とライダーと思わしき声が聞こえた
が、聞こえただけだ
丹甜『僕には、関係ない』
丹甜はそのまま、その場を通りすぎ定食屋へと向かった
ー定食屋ー
ガラガラ
丹甜『店長帰りました』
丹甜が声をかけるが、返答が帰ってくることはなかった
丹甜『店長?』
スルスルと店内に向かうと、カウンターに書き置きがおいてあった
『店長の命が惜しくば、一人で指定する場所へ来い』
その筆跡は、あまりにも拙い言語で書かれており
その差出人が現状から怪人ということはすぐに理解できた
丹甜『ほらね...くだらない
君が(ライダー)たった一人の怪人と戦っている間にも各地で災害が起きてる、この世界にヒーローなんていないんだ』
そう、言葉を残すと丹甜はまた定食屋を出た
ー指定された場所ー
指定された場所についた丹甜、そこにはさきほどとは違うタイプのスマートなデザインの怪人と縛られた店長がいた
バタフランスF『よく来たな!俺はバタフランスF、早速だがこいつを変えてし欲しければ俺の質問に答えろ!』
店長『丹甜ちゃん...すまない』
丹甜『良いですよ、店長
こういう世界ですから。質問って何?』
バタフランスF『お前は、半年後から突然定食屋で働いて身元不明らしいな!』
丹甜『そうだよ、半年前に店長に道端で拾ってもらったんだ』
バタフランス『この地域で、身元不明!お前の正体は世間を騒がしている仮面ライダーだな!お前を倒して俺は一般怪人から作戦幹部へと出世するんだ!』
丹甜が大きくため息をついた
丹甜『はぁ...呆れた...』
丹甜『あの組織も、崩壊寸前とは聞いてたけど適当な部下にこんなくじ引きみたいなことさせるとは相当切羽詰まってるんだ』
バタフランスF『なんだと!組織への侮辱は許さんっ!さぁ、変身して俺と戦か』
そう、バタフランスFが言い切る前に丹甜は腰にドライバーを巻いた
音声が周囲に鳴り響く
ガイアメタルドライバー!
バタフランスF『ドライバー!やはり仮面ライダーだな!』
才蔵『丹甜ちゃんが仮面ライダー...?』
丹甜『店長、それは違いますよ』
そういう、丹甜の周りは透き通る青い空から
禍々しい黒いフィールド包まれて不吉な音声が木霊した
タスケテ...タスケテ...タスケテ...タスケテ...
Reach out(手をのばす)の音声とともに
ドライバーの画面から手が出現した
ドライバーに写った手は助けを求めるように手をのばした
しかし
丹甜『悪手』
丹甜の掛け声共に、2つの牙がドライバーに出現し手は血にまみれた
そして丹甜も血にまみれた
Recah out(その手は届かない)
すると禍々しいオーラは丹甜を包み
姿を少しずつ変貌させ
丹甜を異形な化け物ガイアメタルへと姿を変えた
店長『丹甜ちゃん...?』
バタフランスF『お前、怪人だったのか...?』
ガイアメタル『僕を怪人と呼ぶな、下っ端風情が』
バタフランスF『なんだとっ!くそっ、組織にいないで人間とつるんでるということは裏切り者だな!ライダーではなかったが、お前を...』
再度、バタフランスFの言葉は中断された
今度は音声ではなく、腹部へと受けた衝撃によって言葉を止めた
バタフランスF『ゲホッ!ゲホッ!』
バタフランスFがその場で、のたうち回る
ガイアメタル『雑魚いいことを教えてあげるよ』
ガイアメタル『君たち雑魚には教えられてないけど、組織の幹部には仮面ライダーに対抗するために専用のドライバーが与えられるんだ』
バタフランスF『はぁ...はぁ...幹部...?幹部は一人を残して全滅したと聞い...』
そこまでバタフランスFが言うと
グシャァ!と手を踏み潰され、再三言葉を中断させられた
バタフランスF『ギャァァァァァァァ!!』
ガイアメタル『正解、まぁ色々あったんだよ
色々ね...』
これまでの思い出が丹甜のガイアメタルの脳内を駆け巡る
ガイアメタル『仮面ライダーも怪人も僕の手をとって、救ってはくれなかった、僕はもうこんな世界どうでもいい』
ガイアメタル『ただ、土壌丹甜として今度こそ普通に生きてみたい、でもこんな世界で僕を必要としてくれた店長に危害を加えるなら』
ガイアメタル『僕は容赦なく、君に牙を剥く』
才蔵『丹甜ちゃん...』
バタフランスF『待って下さい、こうさ...』
降参その言葉をバタフランスFが
言い切る前に、また言葉を遮られた
ガイアメタルの手により、今度は頭を潰されたからだ
そして、もうバタプランスFが言葉を発することはない
ことを確認すると
ガイアメタルは変身を解除し、土壌丹甜へと戻った
丹甜『店長、すみません...いま縄をほどきます
大丈夫、縄を解いたらすぐ消えますから』
すると縄を外してもらった才蔵は不思議そうな表情で返した
才蔵『え?なんで?』
丹甜は面食らった表情で思わず
丹甜『え?』
と返してしまった
才蔵『例えどんな姿になろうと君は君だろ?俺はあの言ったろ?』
ー『美味いカレー作れる?』ー
才蔵『俺は、定食屋やってるけどカレーを作るのが下手でね、まだまだ丹甜ちゃんが必要なんだ』
丹甜は知っている
店長は料理がうまい
もちろん、カレーだって美味しく作れる
あの日言ってくれた言葉は
私が怪人にもライダーにも
見放されたことなんか知らない
ただ、困ってた女の子を救うための優しい言葉だと
でも、初めて差し伸べてもらった手は
とっても暖かくて
丹甜には忘れらない温もりだった
そして、今その温かい手がもう一度丹甜へと差し伸べられた
丹甜にはその手を振り払うことはできない
あの日と同じように丹甜はその手をとり
同じ笑顔で同じ言葉で言った
丹甜は『『分かりました...僕が美味しいカレー作ってあげますからね...!』』
仮面ライダーも怪人も存在する世界で
戦いが激化する世界で
少女と男は当たり前をこれからも生きていく
『Gaia Metal』ー完ー